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新人の看護師必見!目標設定で悩まない3つのポイントと6つの具体例

勤務先の病院から個人目標を立てるように言われたものの、何を目標に掲げればいいのか分からず悩んでいませんか? いきなり言われると身構えてしまいますが、押さえるべきポイントを意識することで目標を立てやすくなります。

 

目標に困っている看護師は意外と多い

新人の看護師の中には、目標は何を設定すればよいのか分からないという人が多いでしょう。

一番の原因は、社会人になるまでに目標を具体的に設定する機会が少なかったことが挙げられます「〇〇大学に合格する」「全国大会に出場する」といった明確に定められた目標に向かえばよかった状況が多く、自分で目標を決める機会が少ないのです。

しかし、社会人になると自分で目標を決め、課題を見つけ、期限を設定し、どのような状態になりたいかを考えていく必要があります。

なぜ目標を立てるのか

目標を立てる理由は、大きく2つあります。

1つ目が、看護師のレベルを上げるためです。

看護師の業務は多岐にわたり、忙殺される日々を過ごす恐れがあります。そこで重要になるのが目標です。目標を設定することによって、看護師それぞれが何か意識を持って業務に取り組むことができます。看護師一人ひとりがレベルアップしなければ病院の看護の質は底上げできません。個人目標は病院にとっても大きな意味を持っているのです。

2つ目が、指導や教育を行いやすくするためです。

例えば、「1ヶ月後に安全な静脈注射が実施できるようになる」という目標を立てたとします。すると、教える側も指導する内容を明確にすることができます。つまり、指導をする側とされる側の意識が同じになるため、とても効率が良くなるのです。

 

 

 

目標を書く時に抑えるべきポイント

適切な期間の目標にする

目標は適切な期間のものにしましょう。

病院によって異なりますが、個人目標は1年に1度、あるいは半年に1度立てるケースが多いでしょう。当然ですが、もし1年に1度なのであれば1年間の目標、半年に1度なのであれば半年間も目標にする必要があります。それ以上の期間の目標にすると評価ができず、短い期間の目標にすると「もっとできただろう」と評価は低くなってしまいます。決められた期間で、自分の努力次第で達成できる目標を立てるようにしましょう。

評価できるように具体的に設定する

目標は、上の人が評価をする基準にもなります。そのため、評価されやすい目標にしなければいけません。

新人の看護師の個人目標でよくあるのが「〇〇を頑張ります」「〇〇ができるように努力します」のような主観的なものです。これでは客観的に見て、目標を達成できたかどうか判断できません。「頑張る」「努力する」の度合いは個人によって違うので、評価するための明確な基準がないからです。

例えば、「〇〇について勉強を頑張ります」であれば、「〇〇について勉強し、〇月までに勉強した内容をレポートにまとめます」「〇〇に関する資格を取得する」のような誰が見ても評価できる目標を設定する必要があります。

高く設定しすぎない

当然ですが、達成できないと思う目標にしてはいけません難しすぎても、簡単過ぎても目標としては不適切です。

ぎりぎり達成できるかできないかという目標を設定し、それに向かって努力するのはとても良いことです。しかし、達成できないであろう目標にしてしまうと、やる気は出にくく、達成感ややりがいは薄れてレベルアップは到底できません。また、評価も下がってしまいます。理想と自分の現状を把握し、ちょうど良いレベルの目標を立てていきましょう。既に実務経験がある職場の先輩に自分の立てた目標が適切かどうかを確認しましょう。

 

 

 

個人目標の6つの例

毎日15分前には出勤し、当日の目標を明確にする

看護師1年目で目標を書かなければならない病院もあるでしょう。そういった場合は「毎日15分前には出勤し、前日に学んだことを思い出して、当日の目標を明確にする」のように、やる気のある態度を示すとよいです。

新人で最初は何も分からないのが当たり前なので、技術的なことは何も求められていません。熱意ややる気、こういった新人らしい部分をアピールしましょう。

具体的に何をするかまで設定するとさらによいでしょう。

業務後、プリセプターと必ず振り返りを行う

新人の看護師(1年目や2年目)でまだ技術的なことが分からない看護師は、「技術を積極的に吸収します」というこのような目標もよいでしょう。

新人の看護師は分からないことしかないので、基本的にプリセプターがいろいろなことを教えてくれます。教わったことを業務後にしっかりと確認し、分からないことを質問する姿勢は目に見えて分かるために評価されやすく、また自分自身のスキルアップのためにも非常に良い目標です。

毎日1時間マニュアルを読み込み、指示を受けずにできることを〇月までに◯個増やす

日々勉強をする姿勢、そして目に見えたスキルアップの2つの指標があり、とても良い目標と言えます。何時間勉強するのか、期限はいつまでにするのか、何個増やすのかを自分で考えて設定するようにしましょう。

習得すべき具体的な技術がもしあるのであれば、次のような目標にするのもよいでしょう。

呼吸器の管理を◯月までに1人でできるようになる

具体的な技術の目標の例です。

新人看護師は様々な業務を1人でできるようになることが求められています。そのため、注射や呼吸器の管理などを1人でできるようなるという目標にすれば、評価基準がとても明らかで評価されやすいでしょう。この場合、あまり高すぎる目標は設定してはいけません。

「◯月までに」としっかりと期限を明確にすることも忘れないでおきましょう。

勉強会や研修に月に〇回以上参加する

病院や自治体によって、様々な勉強会や研修が開かれています。

ただ、勉強会や研修でスキルアップを図ろうにも、自由にできる休日や疲労が溜まった業務後に参加する必要があり、日々の業務だけでもとても忙しい看護師は参加するのが大変です。しかし、この目標にすれば自分を無理やりにでも研修に参加させられますし、その姿勢はとても評価されます。この場合、「月に〇回以上」と数をしっかりと明確にすることが大切です。

また「勉強会や研修に月に〇回以上参加し、月に一度学んだことをレポートとしてまとめる」という目標にできるのであれば、さらに評価は高くなるでしょう。

〇月までに〇〇についての資料を集め、〇月には看護研究の資料作成を開始する

この目標によって研究能力の向上を図ることができ、その部分の評価を受けることができます。

看護師のなかには、業務の1つとして研究があり、論文を読んでレポートにまとめなければいけない人もいるでしょう。この場合、新人のうちから研究能力を磨く必要があります。この目標にすることで、「自分で疑問に思ったことをテーマとして、主体的に資料を集めて資料を作成できるようになる」ということを示すことができ、高評価を受けられるでしょう。

目標設定に悩んだときは……

目標を設定していくうちに、「目標ってこれでいいのかな?」と思うことがあるでしょう。そういった時はまず自分が何をしたいかを考え直すことをおすすめします。

ライフプランから考える

「若いうちからバリバリ働き続けて出世したい」「家庭を持ったら育児に専念した後、復職することを考えている」。例えばこのような2つのケースがあったとして、働き方は大きく代わるはずです

自分の大まかな人生設計から何をしなければならないのかを逆算して、目標設定を行うとやりやすいでしょう。

 

 

 

勤務先に貢献し、自分が成長できる目標設定が大事

目標は自分を高めるために、また良い評価を受けるためにも非常に重要なものです。そのため、自分に不足するスキルを明確にして、目標設定することが大切です。

 

  • 適切な期間の目標にする
  • 評価できるように具体的に設定する
  • 高く設定しすぎない

この3つのポイントを押さえておけば、自分にあった目標を設定できるでしょう。